50代のひとりごはんが楽しくなる、小さな工夫5つ
ひとりで食べるごはんは、気楽な反面、つい適当になりがち。誰も見ていないし、誰のためでもないから、立ったまま食べたり、同じメニューが3日続いたりする。
それが悪いとは言わない。でも、ほんの小さな工夫で「あ、ちょっと楽しいかも」と思える瞬間が増えるなら、試してみる価値はあると思う。
どれもお金はかからないし、手間もかからない。気に入ったものだけ、できる日だけでいい。
1. お気に入りの器をひとつだけ持つ
毎日使うのがプラスチックの容器や、なんとなくあるお皿だと、ごはんの時間が「作業」になりがち。
ひとつだけでいいから、自分が「好きだな」と思える器を使ってみる。道の駅で見つけた小皿でも、100円ショップの木のプレートでも。高いものである必要はない。
同じ冷やしうどんでも、好きな器に盛ると少しだけ気分が変わる。それだけのことだけど、「食べる」が「味わう」に近づく。
2. テーブルの上を、ごはんの前にだけ片づける
リモコン、郵便物、スマホの充電器。テーブルの上にいろんなものが置きっぱなしになっていませんか。
全部を片づけなくていい。ごはんを食べるスペースだけ、さっと端に寄せる。それだけで「ここは食事をする場所」という区切りが生まれる。
スマホを置いて食べると、味がよくわかるようになる、という話はよく聞く。たまにでいいから、試してみて。合わなければ戻せばいい。
3. 「一汁一菜」で自分を許す
おかずを何品も作らなければ、と思っている人がまだ多い。でも料理研究家の土井善晴さんが提唱している「一汁一菜」の考え方は、ひとりごはんにこそ合っている。
ごはん、味噌汁、漬物。これで十分。味噌汁に具をたっぷり入れれば、それがおかずを兼ねる。豆腐と野菜の入った味噌汁は、それだけで栄養バランスが整う。
品数を減らしても、罪悪感を持たなくていい。一汁一菜は「手抜き」ではなくて、日本の食の原点。
4. 季節の食材を1つだけ取り入れてみる
スーパーの入り口に並んでいる旬の野菜。値段も手頃なことが多い。
夏ならトマトときゅうり。秋ならさつまいもときのこ。冬なら大根と白菜。春なら菜の花やスナップえんどう。
全部を買う必要はなくて、1つだけ手に取ってみる。切って塩を振るだけでも、季節の味がする。それだけで食卓にちょっとした「今」が生まれる。
5. 「おいしくできた」を、声に出してみる
ひとりで食べていると、感想を言う相手がいない。でも、自分で作ったものを食べて「あ、おいしい」と思ったら、声に出してみてほしい。
小さな声で「うん、おいしい」。それだけで、自分の料理を自分で認めたことになる。
誰かに褒められなくても、自分が「おいしい」と思えたなら、それは成功した料理。その積み重ねが、ひとりごはんを「仕方なくするもの」から「ちょっと楽しいもの」に変えてくれる。